●スーパーアグリ訴えられるとかいわれてもねぇ(笑)
さあ、早速来ましたよ(笑)
スポーツ紙などはこういうネタには飛びついてきますので大げさっぽく書いていますが実際のちょっとした裏事情を知ってれば何のことはない、いちゃもんレベル以外のなんでもないことがよくわかりますよね。
スーパーアグリ訴えられる/F1 <F1:オーストラリアGP決勝>◇18日◇アルバートパーク・サーキット(メルボルン)◇1周5・303キロ◇58周◇完走17台スーパーアグリが訴えられる!? スパイカー・チームのコリン・コレス代表は、自社製作ではないマシンでレースに参加しているとして、スーパーアグリ・チームを訴える方針を明らかにした。エンジンの供給元ホンダが昨季、使っていたマシンを不正に譲り受けた疑いで、最悪の場合は製造者部門から除外される可能性も出てきた。レースは佐藤琢磨が12位で完走。ライコネン(フェラーリ)が1時間25分28秒770で、自身通算10勝目を挙げた。
スーパーアグリが「パクリ騒動」に見舞われた。スパイカーのコレス代表が、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴をちらつかせた。「レース参加を認める代わり、製造者部門から排除することが妥協案だ」。製造者に与えられるばく大な配当金の放棄を条件に、対応を迫った。
疑惑は開幕当初からあった。新型車は空力面で若干の改造こそあったものの、昨季のホンダそっくり。ホンダから旧型車を借り受けた疑いがある。15日に初お目見えしたマシンを見て、他チーム関係者からも疑いの声があがっていた。決勝前、ホンダのバトンは「おれが去年、ポールポジションを取った車だ」と漏らした。
決勝では佐藤が12位完走と健闘した。だが、規定では10位以内に賞金の配分があるため、取り分を増やしたい他チームがスパイカーに同調する可能性もある。一方で、スーパーアグリの鈴木亜久里代表は「FIAがいいと言っているんだから関係ない。負け犬の遠ぼえだ」と、強く反発した。
[2007年3月19日9時13分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/sports/motor/p-sp-tp2-20070319-171902.html
あまりこの件に詳しくない方々に解説をしますと、スパイカーチームの代表のコリン・コレス(この人歯医者だそうですね)がF1に出場するための車は自社で作成したものでないといけない、というコンコルド協定(FIAのルールじゃなく協定です)に違反するものだ、ということを訴えているわけです。そこで、出場する以上はコンストラクターズポイントを与えないようにしろ、ということを開幕前から行っていたのですが、今回のスーパーアグリの活躍から早速動き出したということですな。
ここで問題といっても正直言って何にもないんです。一番困るのはこういう記事を書く記者の無知と面白おかしく書かねばならないというまあ習性みたいなものですな。
ホンダは車の知的所有権を既に咋シーズンから別会社に移しています。だからもし、ホンダが作ったものをそっくりそのままスーパーアグリが使用したとしても本来は問題がないんですな。
ところが今年はクラッシュテストのサイドインパクトの規定が厳しくなってしまいました。去年の車のままならその規定に通らないんですね。結局モノコックから新規に作成しないとまず無理。結局スーパーアグリは去年の車のデータは譲り受けたという可能性が強いのですが、ちゃんと一から作っていないとだめなんですね。現実問題として。
さらにはレッドブルとトロロッソ、これを見た方は絶対カラー以外で見分けることはできないと思います。そりゃ今年の車はモノコックエンドのエンジンバルクヘッドから前はレッドブルと共通のものですものw
ではなぜそれを訴えないのか。
政治的な力、ポリティックパワーなんていわれますがそれですよ。
スーパーアグリが何をやろうが多分訴えてきたでしょうね。それだけイエローは弱い立場にあるんですよ。はい。
今までだって有名な例で言えば1995のベネトンとリジェはエンジン以外同一の車でしたがお咎めなしでした。リジェは以前からこういうことが多くて、89年のJS33は1988のマーチから購入した設計図を使用して作ってますし、JS37はウィリアムズFW14のデータを購入しました。近年では数年前のザウバーがフェラーリそっくりの車を投入してきましたがそれもデータ提供の賜物です。
これだけいろんな例を挙げましたが今回の件でスーパーアグリがもってきたものはホンダの技術を持っている会社から購入したデータで作ったスーパーアグリ自製の車です。上述のクラッシュテストの理由からも去年のRA106ではありません。トロロッソのようにモノコックから前はレッドブルと同じものなんてことはありません。
それでも訴えるのかってのがこの話題です。
まあこれでアウトになるようなら連中のファッキンジャパニーズへの強い意思表示として受け止めたほうがよさそうですね。また新聞記者も記事を書くならF1に興味ゼロでももう少し勉強して欲しいものです。こんな訴訟なんてお笑いネタなのに。
