●ホンダF1チームにロス・ブラウンが加入!チームプリンシパルに就任
昨年までフェラーリチームのテクニカルディレクターを10年勤め、一時代を築いたロス・ブラウンのホンダF1チーム加入が正式に発表されました!
ブラウンは今期は休養と言うことでフェラーリを辞めて行き先が注目されていましたが、一部で噂されていたようにホンダへの加入となりました。役職はチームプリンシパルということでチームの全権を握り運営すべてをみていくこととなります。
これで迷走していたホンダの開発体制もフェラーリを一気に改革したブラウン方式(石橋を叩いて叩いて叩きまくっても壊れないまた性能が確認できたうえでの投入)が期待でき、数年後は確実にトップチームの常連になれるのではないかと思えます。
ブラウンはF1マシンのデザイナーとしてはいまいち力を発揮できませんでしたが、極細のモノコックを持ったアロウズA11などかなり攻めた開発をやる一面も持っていました。しかし彼の力が発揮されたのはTWR加入後。WSPCからSWCと名を変えた耐久レースの最高峰プロトタイプカーレースにおいてジャガーXJR-14での功績でしょう。彼の作ったXJR-14はその後のグループCカー、そしてプロトタイプカーのトレンドを一気に変えてしまうほどの衝撃でした。フロントにフラップを持ち、巨大なフォーミュラカーのようなリヤウィングに横幅を思い切って絞り上げたモノコック構造など、ポルシェ956/962Cがお手本だったそれまでのCカーが突然フォーミュラカーになってしまったようなものです。コーナーで他を寄せ付けないその速さは現在のクローズドやオープンプロトタイプカーでも踏襲されています。
3.5リッターNAエンジン供給の問題とパワーバランスが狂ったSWCはメーカーワークスの撤退が相次ぎ、結果自然消滅となってしまいましたが、その後TWRが実権を掌握していたベネトンチームに参加。シューマッハーとのコンビでワールドタイトルを奪っていったのは皆さんご存知のことと思います。
そのブラウンのホンダ入りは、ドライバーラインナップにもかなり影響を与えることが考えられます。
現在一応バトン・バリチェッロ契約済みとは言うもののそのままであるかどうかは不明と言うことのようです。もし現在ルノーとの契約が済んでいないアロンソがそのF1No1の知将といわれるブラウン加入と交渉次第では今後のドライバー変更も十二分にありうるのではないでしょうか。
なお、プレスリリースのブロウンは今後本人の発音からブラウンをブロウンに統一すると言うことです。
今年のストーブリーグはめちゃくちゃ面白いですね。
本田の躍進に大期待です。
Monday, November 12, 2007
Honda Racing F1 Team、さらなるチームの強化に向け、ロス・ブロウンを起用
NEWS
これまでに行ってきた補強に続き、Honda Racing F1 Teamは、チームの主要メンバーについて発表した。ロス・ブロウンは、F1マシンの設計、製造、エンジニアリングおよびレース全般について全権を担うチームプリンシパルに就任し、チームCEOであるニック・フライとともにチームを運営していく。この人事によりHondaがF1での成功を確固たるものとする決意を再度表明するものである。ロスはテクニカル・ディレクターとしてフェラーリチームに10年間在籍し、1999年から6年連続のコンストラクターズタイトルの獲得に貢献した。フェラーリチームの前は、ベネトンチームのテクニカル・ディレクターとして、1994年と1995年のミハエル・シューマッハのドライバーズ・チャンピオン、1995年のコンストラクターズ・チャンピオンの獲得に貢献、30年にもおよぶレースキャリアの中で、彼は多くのF1チームとスポーツカーレースで働いていた。
なお、ロス・ブロウンは、2007年11月26日よりHonda Racing F1 Teamに加入する。
COMMENT コメント
Nick Fry ニック・フライ
「過去6カ月における私の主なタスクは、新しい人材をHonda Racing F1 Teamに呼ぶことであり、我々は、空力、設計、エンジニアリング、マーケティングなどの領域で、多くの人材を新たに起用してきた。今日のロスのチームへの加入は、強く断固としたチームに生まれ変わるための過程であり、大変満足している。改めて紹介するまでもないが、彼のこれまでのF1での経験は、Hondaをチャンピオンシップ獲得の場に戻すために重要であり、一緒に働けることを大変うれしく思う」
Ross Brawn ロス・ブロウン
「Honda Racing F1 Teamに加わることができ、非常に興奮している。HondaはF1ですばらしい歴史を持ち、チームの一員として、そのポテンシャルを引き出すことに貢献できることは、私にとって新たなチャレンジである。チームはすでに将来を見据えて、人とリソースの両方に時間を費やしてきた。私は非常に有能な人々と一緒に働いて、Hondaが勝利への道を再発見することに手助けできることを楽しみにしている」
Hiroshi Oshima 大島裕志
広報・モータースポーツ執行役員
「私たちのF1チームが今後成功するための体制ができたことに満足している。チームの強化策については十分時間をかけて検討してきたが、これにより将来に対する強い基盤が構築されたと思っている。ロスの加入は、チャンピオンシップ獲得の経験と技術的なビジョンをチームへもたらし、Hondaを成功に導くために、ロスとニックが密接に仕事をしていくことを期待している。ニックは今回の件で、チームのコマーシャルとビジネスの領域に集中することができるだろう。中本修平はデピュティマネージングディレクター(技術部門)という役割を担い、Hondaの栃木研究所から最大限のベネフィットをチームが受けられるようにロスと共に働いていく。私たちは来シーズンの成功を楽しみにしている」
http://www.honda.co.jp/F1/news2007/21/
http://www.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/071112163023.shtml
